お花屋さんマニュアル誕生秘話

1、初めてのIFEX

2004年10月に、日本で初めての、

花業界のアジア最大の展示会が、東京ビッグサイトで行われることに

なりました。

IFEXとは、international flower exibitionの略称です。

自分は当時㈱花良品の社長で、JFMAの理事を務めていました。

日本フローラルマーケティング協会(JFMA)と、

展示会実施会社リードエグジビションジャパンの共催です。

自分が、JFMAのブース担当責任者をしていました。

ブース担当には、現㈱シモジマの横山常務や、

現㈱自由が丘フラワーズの松村社長など、新進気鋭のメンバーが揃っていました。

 

2、JFMA、2004年6月理事会

2004年6月の理事会で、

自分は提案しました。

「せっかく、日本一、アジア一の花の展示会を協会でするのだから、

記念出版しましょう。

業界には、花屋さんが店を作ったり、店を運営したりする時の、

いい指導書がありません。

このIFEXの開催を記念して、協会で作りませんか?」

自分の提案に対して、各理事さんは、賛成されました。

協会会長の、小川孔輔法政大学教授が、

「阿部さん、言い出しっぺなんで、阿部さんやってもらえませんか?」

と仰り、

「はい、喜んでやらせて頂きます。

時間があまりないので、皆さん協力して下さいね!」

皆さんは、わかりましたということで、

第1回IFEXの記念出版が発行されることになりました。

 

3.「お花屋さんマニュアル」の誕生

自分は、物事をわりとシンプルに考えるタチです。

お花屋さんが使えるマニュアルが、世の中に全くないので、

「お花屋さんマニュアル」を作ろう。

単行本だと、見てもらいづらい。

実際のお花屋さんに見てもらえる形がいい。

花屋さんが一番みている雑誌は、

誠文堂新光社さんが出している、月刊フローリスト。

フローリストのMOOK版(別冊)で出せば、

見てもらいやすいだろう。

早速、誠文堂新光社のフローリストの当時の向田編集長に提案しました。

向田編集長は、この提案を会社にもって帰り、

誠文堂新光社は、時間を置かずに快諾してくれました。

「お花屋さんマニュアル」が誕生することになるのです。

 

4、「お花屋さんマニュアル」の内容

花業界全体のことがわかり、かつ、お店の経営者、

店長・スタッフが、日頃の店舗運営に役立つものを

作ろう。

ということで、以下の内容にしました。

1、花のマーケット(9ページ)

  -小川孔輔法政大学教授・JFMA会長

2.花の仕入について(6ページ)

  -横山久二㈱自由が丘フラワーズ代表取締役

3.花の販売の実際(18ページ}

  ー阿部憲資㈱花良品代表取締役社長

4.水揚げ基礎知識(3ページ)

  -㈱花良品無印良品藤沢フラワーショップ

5.売れるフラワーショップ(16ページ)

  -青山フラワーマーケット・花良品

   ・日比谷花壇・フラワーゲート

6.最近の花業界の話題(14ページ)

7.誌上シンポジウム(10ページ)

  司会   小川孔輔 法政大学教授・JFMA会長

  パネラー 阿部憲資 ㈱花良品代表取締役社長

       磯村信夫 ㈱大田花き代表取締役社長

       井上英明 ㈱パーク・コーポレーション代表取締役

       菅家博昭 昭和花き研究会会長

   他

 

このような内容でした。

 

5.「お花屋さんマニュアル」の発行の意義

実はこの「お花屋さんマニュアル」、大変売れました。

第1回IFEXで、誠文堂新光社さんが、

「お花屋さんマニュアル」販売特設カウンターを設け、

積んでも積んでもすぐ売り切れ。

未だに、このことは、誠文堂新光社さんの中で、

語り草となっているそうです。

すぐに、2刷3刷され、異例の売れ方でした。

世の中の花屋さんに、まさに待ち望まれていた「本」

「マニュアル」だったんですね。

キリンビールグループさん、花良品など、小田急フローリストなど、

多くの会社、お店が社内の教育テキストとして使われました。

その後、版が3回改訂され、計4回、発行されました。

後日談ですが、こんな嬉しいことがありました。

自分が、仙台で講演をした日に、

「お花屋さんマニュアル」を小脇にかかえて、

わざわざ青森から来た花屋さんがいました。

「お花屋さんマニュアル」の阿部さんのいう通りの売り場を作ったので、

阿部さん、講演後、クリニックして貰えませんか?

講演後、会場のロビーで、30分ほど、クリニックさせて頂きました。

僕は、この「お花屋さんマニュアル」、貴方のような人たちのために

作ったんですよ。

読んでもらい、実践して頂いて嬉しいです、と言いました。

10年以上前のことですが。

また、先日(2017年1月)藤沢の花屋さんに行った時、

そちらの女性のスタッフが、僕のことを知っていると言いました。

「お花屋さんマニュアル」の、1冊目と、3冊目を買って、

読んでくれたということです。

うち(日本フラワー)にも欲しい、

素晴らしいスタッフに育っていました。

作ったほう、書いたほうとすれば、

読んでくれた人が育ち、成長し、

いい成果をあげてくれることが

一番嬉しいんです。

世の花屋さん、頑張れ!

街を一緒に、花でいっぱいにしましょう!

 

 

 

 

 

 

日本一の花屋づくりプロデューサー阿部憲資1日1分読むだけで花屋の開業手順がわかる!成功するお花屋さん夢実現・開業支援メールレッスン

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