独立するということ|夢の実現のために!

1.貰う人から払う人へ

世の中の多くの皆さんは、受験戦争を経て、

出来るだけいい大学に入り、出来るだけいい会社に入る。

何故か?

大体入る企業で、生涯賃金が決まって来るから。

だから、何をしたいでなく、有名大学を卒業すると、

猫も杓子も、金融機関に行きたがる。

給料高いから。

成績のいい順にメガバンクから、

取りあえずの金融機関まで。

そういう人たちは、別に社会を良くしようとか思わないし、

何とか、50までそこにいて、その時の相対ランクに従って、

その金融機関の子会社か、取引先を第二の人生にあてがわれる。

その方たちは、忍耐力がある。

どんな退屈にも耐えられる。

平日の会社勤務は忍従し、有り余る休みに羽を伸ばす。

市役所に入ろうという人は、もっと自己都合的。

相当給料は高く、営業行為もない。

どんなに成績が悪くても、降格規定もない。

老後は、高い支給の共済年金で安心。

民間金融機関は、まだ預金獲得などのノルマがあるが、

まさに役人天国。

入ったら最後、止められない。

そういう人間類型だから、彼らは「独立」することはまずない。

「独立」しちゃうくらいなら、最初から金融機関に勤めたり、

役人にはならないだろう。

22才にもなれば、いろんな判断が出来るのだから。

かれらは、一番のお利口さんか?

人生の成功者か?

今まで、ビジネス上で払うことがない。

貰う一方の人生。

さて、一方、独立する人。

独立する前に、独立準備のためにお金を払い、

独立してから、仕入れ代金を払い、人件費を払い、

地方税や、消費税を払う。

自分にも、会社から払うのであるが、払う一方になる。

役人は、僕らの血税を、食い尽くす。

どんなに役に立たなくても、決まった元々は税金の生涯賃金を貰い、

自分が役所で生き延びるために、市民ではなく上司のほうを見て仕事する。

予算主義・前年主義なので、予算使いきらないと、来年予算が付かない。

役に立とうが立つまいが、予算を使い切る。

これは、至上命令であり、上司の命令である。

仕事を合理化すると、人が要らなくなるので、

自分が必要なくなる。

だから、極力仕事の合理化はしない。

したら、上司に叱られる。

会社の人は、払うという感覚は殆どない。

営業成績が上がれば良い。資金繰りは財務や経理の仕事だから。

独立するとは、大変なこと。

独立とは、貰う人から払う人になること、

といっても過言ではない。

2.何故、人は独立するのか?

これは、何故人は生まれて来たのかという、

根源的な問題にぶち当たるかも知れない。

退屈と知りながら、金融機関の勤め人や役人には決してならない人。

人生80年のうち、40年無為に過ごしたくない人。

出来るだけ、人に時間に支配されたくない。

自由に生きたい。

自分の特技、趣味、経験を生かしたい。

人に喜んでもらい、満足してもらい、

そのようにして、自分の生活の糧を稼ぐ。

これ、かなり全うな人間的考え方ですね。

取りあえず、自分の得しか考えない小役人とは違う。

だがしかし、人間は完全に自由になれるものだろうか。

独立すると、寄るべき大樹がない。

常に、独立人といえども、社会の中にある。

社会のルール、社会の論理。

会社や、役所なら、会社・役所全体が社会と折り合いをつけているのである。

今度は、自分が矢面に立って、社会と折り合いをつけるのである。

だから、社会のルールを知らなければならない。

社会の仕組みを知らなければならない。

ビジネスのルールを知らなければならない。

3.ビジネスのルール

3-1決められた期日に支払う

ビジネスのルールの最初は、決められた期日に、

支払うべきものを支払うことである。

独立する前に会社にいたとしたら、

支払は会社の経理がしてくれていたのである。

あなたは、会社の指示に従い、ただ一生懸命、

自分の仕事をしていれば良かったのである。

家賃、仕入代金、お給料など、支払うべきものを、

払うのはあなた。

社長さんは、大変です。

 

3-2営業成績より資金繰り

会社勤めの時は、月の売上をいっぱいあげたら褒められた。

たとえ入金が、半年後でも。

個人で事業をやる時はどうだろう。

やはり、売上が上がらないとお金が入ってこないから、

売上は大切である。

しかし、それが速やかに現金化されないと、

支払に回せない。

だから、会社が回り続けるには、

常に売上があがり、それも現金が手元にあり、

資金繰りが潤沢なことが最重要である。

常に、支払に対し、支払える現金を対応させなければならない。

支払のタイミングは大体決まっているので、

毎月毎月、資金繰り表を作り、支払のチェックをする必要がある。

ビジネスでは、支払いが遅れたり出来なくなると、

いっぺんに信用がなくなり、場合によっては仕入が出来なくなる。

当然ですよね。払ってくれるから、仕入させてくれる。

払えない人には、仕入もさせてもらえないし、

お店も貸してくれないでしょう。

3-3ビジネスにはターゲットがある

これやってみようかな?とか、

自分の特技を、生かしてみようとか思う。

その自分が提供するモノやサービスが、

お客様に受け入れられなければなりません。

適確に、お客様の希望するものである。

確実にそのサービスが、お客様の悩み・不安・不満を解決する。

いくら自分がいいと思っても、お客様に受け入れられないと、

その商品・サービスは売れない。

3-4ビジネスには競合がある

自分の仕事が、他人様に有益だとしても、

同じ商品・サービスを提供している人が他にもいる。

花屋でも、もちろんそうである。

花屋が1件も無いところ、

それは花が売れないところ。

そういうところは、コンビニさえ無いのである。

花が売れるところ。

そういうところは、誰でも目をつけるので、

必ず競合がある。

そういうところで、一番を取るのである。

どうすれば、一番を取れるのか?

それは、殆どの評価ポイントで一番を取るのである。

自分がお客様だったら、どのようにして欲しいのか、

徹底的に考える。

自分がお客様だったらして欲しいことが提供できなければ、

お客様来ませんね。

そのように、一生懸命考え、頑張り、

そのような店になり、千客万来になれば、

独立してよかったね!独立成功ということになる。

ただお金と割り切って、つまらない仕事をしている銀行員や役人より、

いい人生でしょう。

自分のしたいことをして、皆さんのお役に立ち、喜ばれ、

社会から評価される。

定年も無いし、好きなだけ仕事が出来る。

自分の人生を、自分で選べるのですから。

 

【阿部憲資略歴】

 

1996年 東京立川に花屋1号店オープン

      以降、計30店舗の花屋開設

2001年 株式会社 花良品 代表取締役社長

2001年 日本フローラル協会理事

2007年 株式会社フラワー総研 代表取締役

      現在に至る。

 

【著書(共著)】

「お花屋さんマニュアル」1~4誠文堂新光社

「花屋さんの仕事 基本のき」誠文堂新光社

 

【TV】

テレビ東京「日比谷花壇 vs 花良品」(30分特番)

テレビ朝日「花良品 vs 青山フラワーマーケット」(30分特番)

NHKBS 「花良品の鮮度保証販売」(5分特集)

 

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