花屋で独立する|夢の実現のために!

1、花屋は開業しやすく成功しにくい

工場作ったり、食品スーパー作ったりするのは、大変そうですね。

パナソニックも、最初は町工場から始まり、セブン&アイも、

東京千住の衣料品店から、始まったわけですが。

全国に200ほどの花の市場があり、

そこで取引する権利を得て、例えばパンジーを仕入、

それを車で運んで自分の店で売れば、とりあえず花屋の完成です。

昔、路端でバケツ並べて菊を売っていたおじさん、おばさん。

殆ど、テキヤです。

市場で余ったような花を買ってきて、

いくらか乗っけて売っていました。

あれも、一応花屋。

最近は、見かけなくなりましたが。

誰でも始めるのは簡単ですが、それでしっかり食べて行くのは、

簡単ではありません。

2、なぜ花屋の独立は簡単ではないのか?

簡単に開業できるとは、何を意味するのでしょうか?

それは、競争者が多いということです。

花は正月から12月まで、様々な需要があります。

お正月の花、バレンタインデー、桃の節句、卒業、

ホワイトデー、春のお彼岸、御就任、叙勲・褒章、

春のガーデニング、母の日、父の日、お中元、お盆、

秋のお彼岸、敬老の日、ハロウィン、秋のガーデニング、

お歳暮、クリスマスなど、季節性のもの。

仏花、自分のための花、お誕生日、開店、御礼など日常の花。

花の需要に事欠かず、花・園芸のマーケット1.5兆円あります。

専業花店全国に20000店以上、ホームセンター、園芸センター、スーパーの花売り場。

巷にも、花売り場が溢れています。

それだけ、競争も多いわけですね。

ですから、花屋は簡単に作れますけど、

永遠に儲かる形で、花屋を運営するのは簡単ではないのです。

3、どうすれば花屋の独立は成功できるのか?

分かりやすく言えば、競争に打ち勝ち、日々かなりの売上があり、

その収入が常に支払いを上回る状態を形作ること。

これに尽きます。

 

4、日々売上を上げること

日々売上を上げるためには、いつもお客さんに来て頂く必要があります。

そのための条件。

全然難しい話ではありません。

それは平たく言うと、店の前の通りが人通りが多いこと、

周囲でお花を買う人がいっぱいいること、です。

簡単でしょ。

ただひたすら、そういう立地を探します。

公式がありまして、

売上件数=店前の通行人数×1%

これは、考え方として重要です。

1%が店づくりなどにより3~4%になったり、

0.5%いかないこともあります。

ただ、正比例することは確かです。

一日売上が100件欲しければ、

営業時間帯に10000人通る道を探すのです。

5、競合に負けない品揃え

人通りが多いのに、売れない店があります。

何故でしょうか。

それは、あなたのお店に魅力がないからです。

お客様は、花屋に花を買いにくるのです。

その花の品揃えが悪いと致命的です。

冬の準備に花苗が欲しいのに、パンジー、ビオラぐらいしか

置いていない。

キンギョソウやストック、ノースポールやアリッサムも見たい。

ガーデンシクラメンも欲しい。

ゴールドクレストも、合わせたいな。

でも、スペースの関係などで、パンジー、ビオラしかない。

そうするとガーデニングに興味ある人には、

しまいに相手にされなくなります。

切り花でもそうですね。

春を感じたい。

春らしいラナンキュラスやアネモネが欲しい。

でも、バラ、ガーベラ、フリージャぐらいしか置いていない。

もうちょっと行けば、ラナンキュラスもアネモネも、

またフリージャでも、黄色だけでなくてブルーやピンクもある店がある。

人は、目の前のあなたの店を通りすぎて、その店まで、当然行きます。

通る人、通る人、素通りです。

品揃えが悪いのは最悪です。

コンビニでも、小さいデイリーヤマザキと、

2倍以上の大きさのセヴンイレブンが並んでいたら、

勝負は明らかです。

ですから、品揃えで負けない最低限の規模が必要です。

その最低規模は、立地、競合状況にもよりますが、

20坪です。

20坪あれば、切り花の豊富な品揃え、胡蝶蘭などギフト系の花鉢、

パンジー、ビオラ、キンギョソウ、ストックなどの生活苗など、

一通り、お店に揃えることが出来ます。

花屋が1件もない街では、コンビニさえ無いことがあります。

要するに、何を売っても売れない街。

花屋さんが多いエリアで、一番を取るのが理想です。

6、家賃と売上のバランス

もちろん経営ですから、売上に対して過大な家賃は払えません。

人通りの多いところは、売りやすいわけですから、

坪当たり賃料は高めです。

一般的に、乗降客の多い駅の、駅に近いところは、

坪当たり賃料は高いです。

そこは、売れます。そういうところは、スターバックスや、

ドトールコーヒー、すき家など、全国チェーンの物件の取り合いです。

そんな超駅前でなくても、人通りがまずまずの所を探します。

日本フラワーの本店は目の前の通行客数が、営業時間帯3000人。

駅から13分の甲州街道沿い。

1%理論をものともせず、4%の人をお客様として、ゲットしております。

駅から遠いので、賃料が安く、抜群の店づくりで、常識の4倍のお客様に

来て頂いています。

7、出店成功ノウハウがある

2年間で、花屋新規出店者の80%が撤退する。

この間、八王子で最大のショッピングセンターに開業した花屋さんは、

半年で撤退されました。

そこは、ここのところ連戦連敗です。

初めて花屋を開店する。

初めてなので、当然出店ノウハウが全くないわけです。

見よう見まねで、出店すると大体失敗する。

先輩に聞いたり、親にアドバイスもらったり。

では、その先輩は、花屋を出店して、成功したのですか?

成功のノウハウを持っているのですか?

親は、花屋を経営したことがあるのですか。

いい経営者ですか?

聞く人を間違えないで下さいね。

先輩も親も、親身になって教えてくれるでしょう。

でも花屋を開業したり、経営したりしたことも無ければ、

一般論でのアドバイスしか出来ないでしょう。

だから、しっかり競合に勝ちぬき、

自分の給料、従業員の給料を払い続けられるお花屋さんは出来ないのです。

ですから花屋独立成功のためには、

花屋独立成功ノウハウをしっかり持っている専門家のアドバイスを、

しっかり探して、アドバイスを貰うようにして下さいね!

 

【阿部憲資略歴】

 

1996年 東京立川に花屋1号店オープン

      以降、計30店舗の花屋開設

2001年 株式会社 花良品 代表取締役社長

2001年 日本フローラル協会理事

2007年 株式会社フラワー総研 代表取締役

      現在に至る。

 

【著書(共著)】

「お花屋さんマニュアル」1~4誠文堂新光社

「花屋さんの仕事 基本のき」誠文堂新光社

 

【TV】

テレビ東京「日比谷花壇 vs 花良品」(30分特番)

テレビ朝日「花良品 vs 青山フラワーマーケット」(30分特番)

NHKBS 「花良品の鮮度保証販売」(5分特集)

 

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