「ギリシア神話と花言葉(下)」

1、バラ

ギリシア神話は、何千年にもわたって形成されたもの。

バラについては、ギリシア神話の中に、様々な形で残っています。

ここでは、代表的な逸話を取り上げてみましょう。

 

神々の父であるクロノスが、父親のウラノスを殺し、

その体の一部(男性器)を切り取って海に投げました。

その時、それから出た血が海水と混じり合って白い泡となり、

美の女神アフロディーテが生まれました。

アフロディーテが生まれた時、神々はバラの花を飾り、

彼女の誕生を祝いました。

バラが代表的な「美の花」となりました。

 

そのアフロディーテは、シリアの王子アドニス(アネモネに姿が変わりました)を愛していました。

アドニスは狩りの最中にイノシシに突かれて命を落とします。

旅の途中でアドニスの悲鳴を聞いたアフロディーテは、白いバラを踏み、

白いバラが彼女の血で赤く染まりました。

 

他にも色々あります。

今の二つの逸話から、

バラの花言葉は「愛情」「美」「恋」となっています。

2、アネモネ

 

アネモネも、ギリシア神話には様々な逸話があります。

その中で、最もポピュラーなものを取り上げてみます。

 

アッシリアの王女スミュナルは、実の父のアッシリアの王ティアースとの禁断の恋の末、

美少年アドニスを誕生させます。

そのアドニスに恋をしたのが、バラのところで出てきた美と愛の女神アフロディーテです。

ところがその時すでにアフロディーテには軍神アレスという恋人がいました。

女神アフロディーテの浮気を知ったアレスは怒りました。

そして猪に変身した軍神アレスは、森の中で狩りをしていたアドニスに襲いかかり、

殺してしまったのです。

その時流れた血が、後にアネモネの花になったと言われています。

 

アネモネの花言葉は、「悲恋」「消えた希望」です。

 

3、キンセンカ

キンセンカも、ギリシア神話の中で、いくつかの逸話があります。

その中で、代表的なものを取り上げてみます。

水の精(ニンフ)クリティが太陽神アポロンに恋をしました。

しかし、アポロンとレウコトエ王女が恋仲にあり、

それをねたんだクリティが、王女の父に密告してしまいます。

怒った王は娘のレウコトエを生き埋めにしてしまいました。

自分の行ないを恥じたクリティは、9日間地面に座ったまま、

空をすぎるアポロンをみつめていると、やがてキンセンカに姿が変わりました。

 

キンセンカの花言葉「悲しみ」

 

4、ユリ

浮気者のゼウスは、王女アルクメーネの美貌に魅せられ、

彼女の夫が旅行で留守のある日、ゼウスはアルクメーネの夫に

姿を変え近づきます。

彼女は何も疑わず寝室に入れたのです。

ゼウスは3日も太陽を昇らせずアルクメーネと過ごします。

その時生まれたのは、後の英雄ヘラクレスです。

生まれたヘラクレスに、嫉妬深いゼウスの妻ヘラの乳を飲ませなければ、

不死身にすることが出来ません。

そこでゼウスはヘラを眠り薬で眠らせ、ヘラクレスに飲ませましたが、

夢うつつの中で気づいたヘラは、手で払いのけました。

この時乳首からほとばしり出た乳が、天に昇り「天の川」に。

地に落ちた乳が白いユリの花になりました。

 

ユリの花言葉、「純潔」「無垢」

 

5、セージ

黄水仙の咲き誇る池のほとりに、セージというニンフが、

花を愛でながら静かに暮らしていました。

ある日狩りに来た人間の王が、慎ましやかで美しいニンフのセージに魅了され、

すぐに結婚を申し込みました。

王の激しい愛の告白に、セージは戸惑いました。

ニンフが人間を愛することは、死を意味していたのです。

王の熱心な求愛にセージは、こう答えました。

「ここでの暮らしは、それなりに楽しいものでした。

あなたは私の愛を求められました。

だから私はあなたに、命を差し上げます」と……

そして愛を受け入れられた王は喜びセージを両腕で強く抱きしめました。

腕の中でセージは静かに死んでいったのです。

その後、この池の畔には、これまで誰も知らなかった花が咲くようになり、

この花を人々はセージと呼ぶようになったのです。

 

セージの花言葉、「素朴」

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