花屋 良い立地を取る!(質的側面)

1、良い立地の質的側面

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前回は、良い立地を取る!(量的側面)でした。

とにかく、人のいるところをさがそうよ!でした。

それが、花屋開業の重要ポイントでしたね。

 

今回のテーマは、

誰が花を買うの?

     です。

 1-1 街の特質

まず先に、街の特質を、わかりやすく見てみましょう。

 1-1-1 新宿・渋谷・池袋

いわずと知れた、ビッグターミナル。

いい場所は、老舗や大手チェーンに押さえられている。

ターミナルだから、大きなデパートがある。

その周りだと、日中の集客核だから、その傍にあると、

店舗も認知されやすい。

伊勢丹の前の花屋とか、西武の横の花屋とかで、

覚えてもらえる。

ギフト中心だろうか。

渋谷で買って、渋谷で贈る。

新宿で買って、全国に贈るなど、ギフト需要は様々ある。

また駅に近いところは、ターミナルで買って、混まないうちに、

家に持って帰るとかもある。

やはり、物件が中々空かないということと、空いても、

家賃がとても高いという事。

保証金とかも、1000万円普通に超える。

個人では、なかなか、手を出しにくい。

また、新宿なら何でもよいわけではない。

駅から遠い、デパートエリアからはずれた西新宿だと、

完全オフィス街となる。

銀座でも、昭和通り沿いも地名は、銀座ですが、

あまり、銀座ではありませんね。

名前で選ぶのではなく、売れる売れないという観点で選びましょう。

 

 1-1-2 原宿

人通り多いですね。

神宮前の交差点、土日に行くと、何かあったの?

という感じですね。

竹下通りも、肩が触れないで、歩くの難しいほど。

日本は、狭いねえという感じ。

ところで、通っている人は、どんな人でしょう。

言ってみれば、埼玉や千葉から来る、中学生、高校生、小学生。

もちろん観光地ですから、全国各地から来る。

こういう人は、端的にいうと、花を買いません。

お目当てのファッションや雑貨を買って、美味しいもの、

スイーツを食べて終わりです。

昔、竹下通りの入り口に花屋さんがありましたが、

今はありません。

 

 1-1-3 自由が丘・下北沢

人気のファッション・グルメスポット。

雑誌に紹介されたりというか、

自由が丘・下北沢がなければ、雑誌は作れないというか。

人通りは多いが、外来者が多いのが特徴。

皆さん、雑誌で研究してお目当てを探しに来たり、

ふらっと来て、ファッション・グルメを探したり。

特徴は、よく売れる場所なので、家賃が高いこと。

外来者にも、地元の人にもよく売れないと、

坪5~6万の家賃を払えません。

花屋ですと、地元の人しか買わないので、

家賃を払うとなると、厳しいです。

みてますと、外来の花屋は、長続きしていないようです。

 

 1-1-4 新橋・田町

すごい、乗降客数です。

しかし、完全なオフィス街。

皆さん、この地に仕事をしに来ています。

オフィスとそれに対応する飲食しか、

見当たりません。

朝、夕の通勤ラッシュ時はスゴい。

朝の通勤ラッシュで、花が売れたらいいですね。

でも、売れません。

昼飯時も、食を求めて、さまよう人たち。

にわか弁当屋も、大活躍。

こういう時、花が売れたらねえ。

売れません。

夕方は、家路に急ぐか、ちょっと一杯ひっかけていくか。

御姐さんの誕生日なら、売れるかな?

でも居酒屋系が多く、歓楽街はない様子。

人は、住んでいない。

土日は、もちろん閑散。

オフィス街は、オフィスに特化した商売でないと難しそうです。

 

 1-1-5 中野・吉祥寺・立川(花屋開業)

こちらは、人通りも多く、人も住んでおり、

オフィスもあり、学校もあり、バランスが取れている。

中央線の駅の乗降客数のベスト・スリー。

そのような人通りだから、ある程度、何をしても売れる。

ただ、どこも売れているので、空き店舗が、簡単に出ない。

もし、空き店舗が出ても、需給バランスでとても家賃が高い。

ちょっと、立地を落として、通りのいいところを取るしかないかもしれない。

 

 1-1-6 たまプラーザ・あざみ野

昔の金妻エリア。

今の高級住宅地。

こどもやご主人の送り迎えは、

3ナンバーの車。小ベンツ。小BMW.

まさに、家に花がないと、サマにならない。

庭も、競争でキレイにする。

プランター植えづくりに、いそしむ。

珍しく、専業主婦だらけのエリア。

花は、そういった人達に売れる。

園芸も、いいものが売れる。

いい、変わった観葉が売れる。

ただ、新しい住宅地なので、

商店街が形成されておらず、駅前しか商店がない。

なかなか、空き物件が出てきにくい・

 

 1-1-7 八王子

こちらは、ちょっとした穴場。

東京にあるが、地方都市の様相。

デパートが、地域間競争に敗れ、

58万都市のわりに、一つも無くなった。

もともと、広い隆盛だった商業空間だったので、

そもそも、商店が多く、空き店舗が多い。

その中で、立地を見極めなければならない。

あと、企業・事業所が相当多い。

江戸時代から、養蚕業・絹織物の大産地。

今は、形を変えて、別の事業をしている人が多い。

これは、援軍。

事業をしている人は、御祝いや、もののやり取りが多く、

胡蝶蘭などは、狙い目になる。

昔からの土地なので、お寺が多い。

郊外は山なので、それを崩した大規模墓地がある。

通常の仏花、月命日、命日、お彼岸、お盆。

仏花が良く売れる地域である。

教会も多い。

洗礼式で花を使う。

 

幼稚園から大学まで、学校が多い。

大学は市内に21もある。

春の卒業シーズン.

卒業する子は、花を全員もらう。

お世話になった先生に、花を贈る。

イベントホールも公共のものが、いくつもある。

ホテルも多く、ホテルイベントがある。

ピアノの発表会。バレエの発表会。踊りの発表会。

カラオケ大会。表彰式。〇周年イベント。個展など。

そのような、ハレの舞台には、花に勝るものはない。

甲州街道沿いなど大規模マンションが多いが、

そもそも一戸建ちの家が多い。

一戸立ちだと、庭植えしやすい。

プランターも多く置ける。

ガーデニング、園芸が良く売れる。

大規模マンションができると、観葉植物がよく売れる。

八王子は、花が売れる理由に、事欠かない。

 

まとめ

良い立地の質とは、

花が売れる理由がいっぱいあり、

花を買う人がいっぱいいる、

ということである

良い質の立地を取ることも、

花屋開業の重要ポイントであることは、

間違いありません。

 

【阿部憲資略歴】

 

1996年 東京立川に花屋1号店オープン

      以降、計30店舗の花屋開設

2001年 株式会社 花良品 代表取締役社長

2001年 日本フローラル協会理事

2007年 株式会社フラワー総研 代表取締役

      現在に至る。

 

【著書(共著)】

「お花屋さんマニュアル」1~4誠文堂新光社

「花屋さんの仕事 基本のき」誠文堂新光社

 

【TV】

テレビ東京「日比谷花壇 vs 花良品」(30分特番)

テレビ朝日「花良品 vs 青山フラワーマーケット」(30分特番)

NHKBS 「花良品の鮮度保証販売」(5分特集)

 

 

 

 

 

 

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