人の流れを妨げるもの|成功の阻害要因

1、店の立地 ー人の流れを妨げるもの

 

人の流れを妨げる悪魔や伏兵が様々あります。

鉄道の線路。

 

これは、あっち方とこっち方をバッチリ分断。

 

踏切があっても、心理的に反対側は別世界になります。



駅。

 

造りにもよりますが、北口と南口、東口と西口をバッチリ分けます。

 

横浜駅だと東口と西口は行きやすいけど、

新宿駅は移動しにくい。

 

回遊性がなく、経済的に大マイナス効果。成り行きで出来ちゃったから、仕方ないか。


線路と似ているのは川。

 

バッチリ分断しちゃうから、行政の境となっているのです。

 

多摩地区に多摩川の中流をまたぐ多摩大橋があります。


こちら八王子市、あちら昭島市。

 

産業道路として車の通行量は多いですが、生活道路として、八王子の人は昭島に下らないし、


昭島の人も八王子に下らない。

 

昭島の人は上りは立川ですから、立川方向にしか、目が向きません。

 

ですから川のそばの店は、川の向こうからの集客が見込めない。


川は、ベルリンの壁になっています。

 

東急多摩川線の下丸子駅、沼部駅。

 

西側はすぐ多摩川。

 

西側から来る人はいません。

 

誰も川を泳いで来ませんから。


東急池上線なら、もう少し内側ですから、西側にも人が住んでいます。

 

あの最強のスーパーオオゼキは、多摩川線に無く、


池上線には各駅ごとにあります。

 

そういう立地調査の結果なんでしょうね。


あとは、高速道路、中央分離帯のある道路。

 

向こう側に行けません。


大歩道橋。

 

ちょっと足が疲れていると使わない。


あとは、大きな公園、墓地、お寺、神社。

 

世田谷の馬事公苑などがあると、そこには人がいない。


小平霊園などは駅に近いけど、向こう側とこちら側を大分断しています。


駅前でも、以外と通りが少ないことがある。


東急田園都市線の用賀駅の北口などは、東北方向に馬事公苑があり、人が住んでいません。

 

だから、人の流れが薄いんです。

 

人の流れを妨げるもののおかげで、そこの通行量が減る。


やはり、その店の前の通行量を、カウンターでしっかり調べる必要があります。分断されているところは、その理由で通る人の量が

 

少ないのです。

 

【阿部憲資略歴】

 

1996年 東京立川に花屋1号店オープン

      以降、計30店舗の花屋開設

2001年 株式会社 花良品 代表取締役社長

2001年 日本フローラル協会理事

2007年 株式会社フラワー総研 代表取締役

      現在に至る。

 

【著書(共著)】

「お花屋さんマニュアル」1~4誠文堂新光社

「花屋さんの仕事 基本のき」誠文堂新光社

 

【TV】

テレビ東京「日比谷花壇 vs 花良品」(30分特番)

テレビ朝日「花良品 vs 青山フラワーマーケット」(30分特番)

NHKBS 「花良品の鮮度保証販売」(5分特集)

 

 

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