花のチカラ!|花の価値が見直される時代が来た!

新型コロナウイルスで花屋は2月~4月、大変な時節でした。

しかしながら、6月に入りブライダルやイベント系を除けば、花屋の業績はかなり戻りつつあります。

この間のステイホームの期間中、あらためて花のチカラ・価値・可能性を感じる現象がありました。

ステイホームの期間中、普段来なかった客層のテレワークをしている若い男女や、お子さん連れの若い主婦が、売り場に足しげく通われるようになったのです。

また、若い人に負けじと熟年の男女が、野菜やガーデニング用品を多く買っていかれた。

25年間の花屋経験では、一番野菜が売れていたと実感しました。

世間の人々が、花のチカラ・価値をしっかり認めてくれた。

花屋に対して、ギフトだけでなく、生活に絶対に必要なものとして、花を意識し感じてくれていることが、改めて分かって来ました。

この機会に、花のチカラ・花の価値を再確認して行きたいと思います。

1、野菜作りの効用

2020年のステイホームの期間、

野菜が爆発的に売れました。

家にずっといると、することが無くなる。

いい土を作り、初夏を感じながら、汗をかきながら野菜苗を植える。

お庭でも、家庭菜園でも、ベランダでも手軽に出来る。

ミニトマト、トマト、キュウリ、ナス、ゴーヤ、ピーマン、カラーピーマン、オクラ、ブロッコリその他。

作り方が分からなければ、懇切丁寧にインターネットで調べられる。

25年前花屋を始めたころはインターネットが未だ無くて、必死に本を読んで勉強したものです。

葉っぱがどんどん増えて、実が出来、収穫する。

自分が育てて収穫した、トマト、キュウリ、ナスを食べる。

みずみずしい。新鮮。

いっぱい収穫できる。

100円で買った苗から、1000円、2000円分獲れる。

またとりわけビギナーに人気なのは、バジル、シソ、ローズマリーやミントなどのハーブ類。

実ではなく、葉っぱの成長を待つだけ。

作るのがとても容易です。

食用、飲料用など用途が広い。

いっぱい出来たので食べきれない。

ご近所におすそ分け。

家族みんなで作り、汗をかき、近所の人にもおすそ分け。

みんなの笑顔が嬉しい。

野菜づくりでみんなの笑顔が見られることが、

一番の収穫。

コロナなんかに負けないぞ!

2、花の効用

ステイホームで見直された花の効用。

ずっと家にいる。

殺風景な空間に一人でいると、

心が、気持ちがいたたまれなくなる。

そうだ、花屋さんに行こう!

あそこの花屋さんさん、気になってはいたけれど、

行ったことはなかった。

そうだ好きなガーベラを買ってみよう。

貰ったことはあるけど、自分で買ったことはない。

初めてのお買い物。

わあ、いっぱいのお花。

迷っちゃうなあ。

初めて選んだのはピンクのガーベラとカスミソウ。

家の花瓶小さいから、これでも多いぐらい。

ピンクのガーベラ、優しい気持ちになれる。

これで、テレワークはかどりそうだな。

コロナには、絶対負けない。

2-1 花の色

2-1-1 赤色の花

赤は血の色、火の色、太陽の色。

エネルギッシュ、生命力にあふれ行動的な色。

また情熱的な愛の色。

活動的なあなたにピッタリな色です。

2-1-2 橙色の花

オレンジはみかんの色。)

たわわに実る、豊潤なイメージ。

太陽をいっぱいに浴びて元気に育つ。

橙色はビタミンカラーと呼ばれ、

太陽のような笑顔で周囲に笑顔を与えてくれるあなた、そのようになりたいあなたに、ピッタリの色です。

2-1-3 黄色の花

黄色の花。

黄色は太陽光線の色。

世の中を明るく照らしてくれる。

笑いやユーモア、ポジティブな気持ち。

そういうあなた、そうなりたいあなたにピッタリの色です。

2-1-4 緑色の花

緑色は、花というよりは葉っぱや茎の色。

まさに観葉植物が、緑色の植物の代表選手です。

自然を感じさせる植物の緑。

人々にリラックス、リフレッシュ、安心、安全、安らぎを与えてくれます。

この新型コロナウイルスの時代に、

観葉植物は人々の必需品になって来ています。

2-1-5 青色の花

青は大きな海や空の色。

果てしない自由な色。

自由な精神の色。

自由な精神を希求する人の色。

青は内面の色でもあり、自分の内側に深く入り込んでいく。

そのような冷静、落ち着いた行動を好む人の色でもあります。

2-1-6 紫色の花

紫色は、赤と青が混じりあって出来る色。

情熱的な赤と内向的な青という包括的な思考を持つ、

大人の色です。

陰と陽、女性性と男性性、肉体と精神、右脳と左脳、

理想と現実。

すぐれて大人思考の色です。

深い神秘性、精神性を得たい人にも。

2-2 花の香り

植物の香りに癒し効果があることは、

近年の研究でも広く実証されています。

アロマテラピーは、古代ローマ帝国でも使われていた歴史があるリラックス法です。

エッセンシャルオイルには、

マッサージより効く大きな癒し効果が認められています。

韓国の大学の2014年の研究では、

4種類のオイルがベストであるとされました。

ラベンダー、ペパーミント、クラリセージ、ベルガモットです。

精油でなくても、香りの良い花があります。

梅、ユリ、スイートピー、フリージャ、バラ、

沈丁花、金木犀等々。

自分が好きな香りの花をみつけて、

そばにおいて置く。

香りのよい空間は、素敵な空間です。

 

【阿部憲資略歴】

 

1996年 東京立川に花屋1号店オープン

      以降、計30店舗の花屋開設

2001年 株式会社 花良品 代表取締役社長

2001年 日本フローラル協会理事

2007年 株式会社フラワー総研 代表取締役

      現在に至る。

 

【著書(共著)】

「お花屋さんマニュアル」1~4誠文堂新光社

「花屋さんの仕事 基本のき」誠文堂新光社

 

【TV】

テレビ東京「日比谷花壇 vs 花良品」(30分特番)

テレビ朝日「花良品 vs 青山フラワーマーケット」(30分特番)

NHKBS 「花良品の鮮度保証販売」(5分特集)

 

 

 

 

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