1、胡蝶蘭は大人のコミニュケーション
世の中、あるいは、生きていて嬉しいことがあり、
悲しいこともある。
みんな幸せになりたい、と思って生きている。
日本の人事は、事業年度が4月から始まることもあり、
4月1日付が多いですね。
社長ご就任、役員ご就任、校長ご昇任。
皆、4月1日付に集中します。
何が幸せかは別にして、やはりめでたいことには
違いありませんね。
そのような時、御祝いの品として、分かりやすいのが胡蝶蘭です。
当該個人にとって、大変名誉なことですので、
周りもはり込みます。
大体、2万円~3万円。
この価格帯は、胡蝶蘭がぶっちぎり強く、
とても、似つかわしいですね。
2万円で、あの高級羊羹買っても、
様になりません。
7~8千円ならいいでしょうけど。
胡蝶蘭は、飾るものですから、
周囲の皆さんで、喜びを分かち合えます。
胡蝶蘭は1月から2月持ちますから、
喜びが持続し、贈ってくれた方々への、
感謝も持続します。
胡蝶蘭を見るたびに、
頑張ろうという覚悟が、呼び覚まされるでしょう。
他にも、会社の〇周年、竣工式、新規オープン、
開店、開院、移転祝い。
また、叙勲・褒章なども、人生での、
エポックメーキングな出来事です。
また、大切な人への、誕生日。
とりわけ、還暦、古希、喜寿、傘寿、米寿、卒寿、白寿、百寿。
これらは、誕生日の中の誕生日とも云えるものですね。
あとは、日常生活で、個展やイベント、飲み屋さんの〇周年、
ママの誕生日。
母の日、父の日、敬老の日にも、用いられれます。
サイズも大きいものから、テーブルに乗るサイズまで、
大小いろいろあります。
先方の置き場所を想定して、サイズを考えてあげたらいいですね。
このように、あらゆるお祝いの場に、胡蝶蘭ほど相応しいものはない、
と言えるでしょう。
2、胡蝶蘭は仏事にも使えます
人には、寿命があり、必ず亡くなります。
法事。
凛としたお寺の空間中で、白い胡蝶蘭が引き立ちます。
御祝いごとでも、胡蝶蘭の7割は白ですが、
仏事は、殆ど白の胡蝶蘭が用いられます。
ご霊前、ご仏前にも、白の胡蝶蘭が飾られます。
多いのが、新盆の需要。
亡くなられた人の家族が、白い胡蝶蘭を飾って、
お客様をお迎えする。
あるいは、ご友人が新盆に、ご家族に胡蝶蘭を贈られる。
お盆は、東京が7月、一般には8月ですから、
その時期によく胡蝶蘭が動きます。
8月にお盆に、郷里に花を贈る。
どこでも暑いので、最近は胡蝶蘭を送られる方が増えています。
生のお花の日持ちが、3〜4日に対し、
胡蝶蘭なら、1月近く持つからです。
胡蝶蘭の対暑性が、7月、8月に威力を発揮します。
欠礼を頂く、11月、12月の上旬にも、
お悔やみを込めて、胡蝶蘭が贈られることが多くなって来ました。
3、胡蝶蘭の花言葉
胡蝶蘭の花言葉。
これがまた、とても縁起のいい言葉なんです。
胡蝶蘭の花言葉は、「幸福を運んでくる」
「幸福がやって来る」です。
お祝いの時にも、そうでない時にも相応しい、花言葉。
これ以上の花言葉は、見つかりません。
贈った人も、贈られたひとも、
皆、幸せになる。
胡蝶蘭って、本当に、いいものですねえ!
【阿部憲資略歴】
1996年 東京立川に花屋1号店オープン
以降、計30店舗の花屋開設
2001年 株式会社 花良品 代表取締役社長
2001年 日本フローラル協会理事
2007年 株式会社フラワー総研 代表取締役
現在に至る。
【著書(共著)】
「お花屋さんマニュアル」1~4誠文堂新光社
「花屋さんの仕事 基本のき」誠文堂新光社
【TV】
テレビ東京「日比谷花壇 vs 花良品」(30分特番)
テレビ朝日「花良品 vs 青山フラワーマーケット」(30分特番)
NHKBS 「花良品の鮮度保証販売」(5分特集)
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