花屋開業|成功と失敗!

1、花屋は参入しやすい

1-1 花屋に資格は必要か?

結論から先に云えば、花屋開業のために、

資格は必要ありません。

国家検定1級・2級、NFD1~3級(民間資格)などがありますが、

それは花の技術のグレードを表すだけです。

ご自身で花の取り扱い方法がわかっているだけでいいのです。

レストランや料理店では、営業するために調理師免許が必要で、

免許が無ければ開業できません。

花屋は、特に視覚が無くても、開業出来ます。

 

1-2 花屋は容易に開業出来る 

花屋は、花と花を売る場所があれば開業出来ます。

花は市場や仲卸から買えば、手に入ります。

配送を外部に頼むと高いので、

ご自身の車で運ぶ必要がありますが。

市場から近ければ、リヤカーでも運べます(笑)。

売る場所は、置く場所があればどこでも。

普通はお店を借ります。

あとは自宅だったり、良い場所に空きスペースがあれば、

そこを借りたり。

花と花を売る場所さえあれば、開業出来るのです。

 

1-3 一番簡単な開業

一番簡単な開業は、花を市場からの姿のまま売ることです。

苗・鉢はそのままの形で売ることは自然ですね。

切り花も市場から来たままの姿で、

10本単位で売ったりすれば、殆ど仲卸の売り方に近いです。

仲卸はB to B。

売る相手は、商売人です。

その売り方のままB to Cが出来ます。

これで成功している店もあります。

 

2、花屋は失敗しやすい

2-1 安易に出店を考える

花屋は参入しやすいだけに、出店を安易に考える人があまりにも多い。

花屋は簡単に出来たけど、売れないで撤退する人が多いです。

売れないと、どんな商売でもすぐ撤退です。

 

2-2 どういう花屋なら売れるか考えない

どういう花屋なら売れるか考えないで、

とりあえず開店する。

自分なら、その店行きたいのか?

商品は十分魅力的か?

買いたい価格?

買いたい鮮度?

買いたい品揃え?

買いたい接客?

振り返って考えると、自分なら買わないだろうなということになる。

自分でも買わないのに、だれが買うのだろう。

かくして経費はかかるものの、売れない。

その立地、店のサイズなど決まっているので、やり直しも出来ない。

かくして、売上や収入が足りずに撤退に追い込まれてしまいます。

 

2-3 初めての開店で経験・ノウハウが無い

初めて事業をする人は、そもそも成功する確率が低いです。

初めてなので、経験・ノウハウが無いのですから。

それでも、初めての開業で成功する人もいます。

その差はどこにあるのでしょうか。

やはり成功の法則と失敗の法則を、

事前にどのくらい学んだかの差が大きいです。

失敗しやすいポイントを全部つぶす。

成功するポイントをしっかり押さえる。

どんな事業でも、すべきことは同じですね。

 

3、花屋成功のポイント

3-1 絶対に必要な条件

一番必要なことは、花を買ってくれる人が、確実に多くいること。

例えば、山の上ですと、人はいないし来にくいから誰も来ない。

これ分かりやすいですよね。

乗降客数が少ない駅の近く。

例えば駅の乗降客数が3000人だとすると、

その殆どが、通勤・通学です。

朝夕に人の流れが集中し、昼間は閑散としてしまう。

そうではなくて、人口の多いところで、昼でも人通りがある所を、

立地として狙う。

まずは、買ってくれる人がいないと商売は無理です。

自分の店が駅から遠くないとして、

自分の店から駅に遠いほうに、

人が多く住んでいると、チャンスです。

そういう人たちが駅に行く際に、

必ず店の前を通ってくれれば、しめたものです。

 

3-2 競合に負けないこと

競合とは、当然較べられます。

商売しやすいところは、

当然競合が多いものです。

峠の山道には、コンビニさえない。

道を降りてきて町に入ると、

ここかしこにコンビニや、郊外店が軒を連ねます。

セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、

すべて競合です。

セブンイレブン同士、競合したりする。

花が売れるところは、花屋が多いです。

品揃えで負ける一番の要因は、品揃えでしょう。

ある店は、チューリップ赤しかない。

フリージャぐらいしか春らしい花がない。

競合店はチューリップ、ピンク、黄色、白もある。

フリージャはもちろんのこと、スイートピー、ラナンキュラス、アネモネまである。

これ、勝負ありですね。

季節に応じて花を買いたいのに、その店は欲しい花、欲しい色がない。

競合で負けるって、品揃えで負けるということです。

特に、都心部以外では。

そのためにはある程度、店のサイズが必要になります。

20坪あれば、大体切り花ほとんど、ギフト系の鉢、胡蝶蘭、

日常必要な苗など、なんとか揃えられます。

もちろん、お客様が店を選ぶ尺度は、品揃えだけではありません。

価格、鮮度、接客、技術・店主の人柄などいろいろあります。

ギフト系の店では、ラッピングの技術やセンスが徹底的に重要です。

すごく店によって、差がつきます。

ですから逆に腕に自信がある人なら、

都心なら店のサイズを超越して勝負することが出来ます。

それでもお店の場所がいいと、その技術を認めてくれ易く、

口コミも広がりやすい。

SNSを上手に使った無店舗販売も、商品が極めて優れていると、

可能性があります。

 

 

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