店舗物件の契約|最も重要な経済条件!

1、賃料

これは、概略、アパートやマンションを借りる時とほぼ同様です。

まず、賃料。

地域や、位置関係、人通りの量、鉄筋か木造か、もちろん面積で賃料は違って来ます。

地域の相場は、この辺りは坪○万円という通り相場があります。
ですから、その地域相場の中で、出来るだけ間口広く、視認性良く、向きの良いところを選ぶのです。
大家さんは出来るだけ高く貸したい。何となく地域相場はありますが、商店街のパラパラ化で、実勢相場は下がっているところが多い。
最初に賃料を決めると、中々下げて貰えない。上手に交渉して下さい。
あんまり値切ると成約しなかったり、大家さんも人間ですから関係がまずくなると困ります。
もちろん交渉は、不動産会社とですが。物件の人気度を見て、上手にする必要があります。

2、契約の期間


次に契約の期間。
借りる側は長めのほうがいいのですが、最近は2年契約が多いです。
更新料1ヶ月が付くことが多いので、24ヶ月で25ヶ月分払うというケースが多いです。
また、大家さんが将来の相続などに備えて、定期借家契約の場合があります。
3年契約で、実際契約更新出来ないと、それで店を明け渡さなければなりません。
3年では、中々投資回収出来ませんので、定期借家契約は避けたほうが良いでしょう。契約は契約ですから。

3、敷金・礼金・不動産仲介手数料(花屋開業)


あとは、敷金、礼金、不動産仲介手数料があります。
敷金は、万が一の場合、つまり賃料不払いや、借り主が現状復帰出来なくなるなどに備えて貸し主に預けるものです。
こちらとすれば、お金が寝てしまいますので、交渉して下さい。
礼金は、完全に大家さんに行ってしまいます。ゼロという訳には行かないでしょうが、1ヶ月が相場です。
不動産仲介手数料は1ヶ月で決まっています。これには消費税がかかります。

4、不動産契約その他


このお金の条件以外にも、現状復帰条件がつけられますし、解約条項(解約するためには6ヶ月以上前にいう)などがあります。
すぐに解約すると、6ヶ月分、賃料を払わなければなりません。
もし、賃料が20万円、敷金6ヶ月、礼金1ヶ月、不動産仲介手数料1ヶ月、前家賃1ヶ月で、契約時に180万円払うことになります。

 

【阿部憲資略歴】

 

1996年 東京立川に花屋1号店オープン

      以降、計30店舗の花屋開設

2001年 株式会社 花良品 代表取締役社長

2001年 日本フローラル協会理事

2007年 株式会社フラワー総研 代表取締役

      現在に至る。

 

【著書(共著)】

「お花屋さんマニュアル」1~4誠文堂新光社

「花屋さんの仕事 基本のき」誠文堂新光社

 

【TV】

テレビ東京「日比谷花壇 vs 花良品」(30分特番)

テレビ朝日「花良品 vs 青山フラワーマーケット」(30分特番)

NHKBS 「花良品の鮮度保証販売」(5分特集)

 

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